201808/29

セックスの所要時間を男はなぜ過大評価するのか

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時間をかけてセックスをする

「こんにちは、皆様のNHKです。突然ですが、あなたは月に何回くらいセックスします? その相手はいつもの人?

どんな行為をして、その所要時間としては何分くらいですか?」

…… いくらなんでも、こんな調子で質問はしなかったと思うけど、NHKが「日本人の性行動・性意識」について大アンケートを行い、同名の本(日本放送出版協会)を出版しているのをご存じだろうか。

この手のものとしては「我が国で初めて科学的に行われた社会学的調査」と自画自賛するだけあって、全国16〜69歳の男女3600名を対象として自記式の調査を行ったという本格的なもの。初体験の平均年齢が目立って若年化していて、中高年層は男女とも20歳すぎだったが、最近の若年層は10代で〃済んで〃いること(男18,8歳、女19,2歳)。

セックスレスも最近目立つ傾向だが、「したくないのではなくて、実はしたいけどできない」という状況にあるらしいことなど、性社会学のお勉強本として興味ある本に仕上がっている。まあ、詳しい内容は実際に読んでもらいたいが、注目せざるを得ないのは「セックスの平均所要時間が男女の間でズレている」こと。

同調査によると、平均的な日本人は月に二〜三回のセックスを行うという。男と女で行うものだから、男の平均数でもあるし、女の平均数でもあることになる。

問題は一回あたりの所要時間で、男からの調査内容のほうが女からの調査内容より〃長時間セックス″となっている。たとえば30代では男が42分間と答えているのに女は36分、40代50代でも男のほうが4~5分長いセックス時間を答えている。

20代ともなると男61分に対して女46分といった具合で、全然かみ合っていない。ちなみに、ここでいう所要時間とは″中にいる時間″ではなく身体が触れている時間だから安心してほしい。

それにしても、男と女の身体が触れ合っている時間なのだから、回答にもとづく

平均所要時間は男女で一致しなければおかしい。では、この「セックス所要時間」の認識における〃男の過大評価″と〃女の過少評価″のスレ違いは何を意味しているのだろうか。

NHK本では「セックスでは男が女をリードすべき」と考えている女性が多いため、男はそのプレツシャーからつい過大評価してしまうのだろうと分析している。ということは、女性側の過少評価は「ちゃんとサービスしてないじゃないか、お前という男は!」といった気持ちの現われということになるかもしれない。

口説きの旧法則「サセテサセテ」は未だ健在なりや?

ワイドショー番組の内容を見るまでもなく、ひと様のプライバシーというものは、どうでもいいと思いつつ気になる。隣人のボーナス額とか新車の種類なんかもそうだが、何といっても機会さえあれば知りたいのが他人の〃夜の部″のアレコレ。

ヒトのデータなど知ってどうすると言う一方で、同じ生き物として意識せざるを得な

い情報であるのも間違いない。というわけで前回に続いて、NHKが行った大調査『日本人の性行動・性意識』からの報告だ。

前回、平均的な日本人はパートナーとの間で月に2~3回の性行為を持っているとの調査内容を紹介した。気になるのは、その直接動機において男女にズレが見られることである。

なぜセックスするのかとの問いに対して、「愛情の表現」であるとか「ふれあいのため」といった抽象的な理由は一致して上位を占めている(回答は複数選択)。が、より具体的な理由を探すと、男は「性的な快楽のため」と分かりやすい。

ところが女では「相手に求められたから」との回答が、快楽とか安らぎといつた理由より多数を占めている。

このようなセックスの結果として「絶頂感があったか」との問いに、男の8割は必ずあったと再び単純明快な回答をしている。ところが女で「オーガズムが必ずあった」と答えたのは、なんと3人に1人の割りにしかならない。

過半数が「たまに」と実にそっけない返事に終わっている。その他の女にいたっては「感じない」とか「何のことかわからん」と答えているのだから考え込んでしまう。

これって早い話、男はいつも「気持ちイイことしようよ」と誘うのだけど、女としては「そんなにシタイのなら」程度で応じている。そんなだから終わってみれば、男は勝手に「よかった〜」と感激しているものの、女は大半「はいオシゴト一丁上がりね、いつもの調子よ」と冷めているということなのか。

NHK調査では、分析として、セックスは男がリードするものとの理解がまだ生きている。その結果として、男は性行為にプレツシャーを感じているし、女は自ら積極的になれないと述べている。

逆説的にいえば、女を回説くには「とにかく積極的にサセテ、サセテを連発するに限る」との旧法則が生きているわけだが……。

こうしてみると、自分のセックスライフは人並み以上に「丸かバツか」、パートナーに聞いてみる勇気がある?

まだ話合いできる余地があれば有望というのが一つの結論らしい。暑さに負けずガンバツテみますか。

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